a bull pup

ワトスンとレストレードびいきの シャーロッキアン見習いが綴るぶろぐ

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エジプトのミイラの公開解剖ショーをやろうとする友人に協力するドイル。
誰も他国の死者に対して尊厳のかけらも感じてないところがイギリスチックです。
で、ミイラが出てくるのをワクワクして待っている紳士淑女の前に現れたのは、ちょっと腐りかけですが、真新しい他殺体。
ショーに失敗した友人は自殺。
薄ら暗い雰囲気で、シャーロック・ホームズとの差別化を図っているんでしょうか。
事件が解決して万々歳というところで、ドイルの家庭の事情をさらっとほのめかすのも、出来るかぎり「リアルっぽさ」を出そうとしているようです。
実在の人物への配慮なのか、「どこか嘘っぽい、リアルっぽさ」ですけどね。
下手にホームズを絡めるよりも上手いやり方だと思います。

ただ、ちょっと飽きてきました。
推理ですべてお見通しな場面もなく、屈託なく笑えるユーモアもなく、感動して泣けるシーンもない。
これといった見所がありません。
ドイルの友人の自殺に同情出来れば、また違った感じで見られるんでしょうが、ミイラショーをやるような人物ですしね。
それで失敗して、その後やれるだけのこともせず、家族のことも考えず、あっさり自殺。
もしこの事件がなくてもいずれ自ら命を絶ったんじゃないでしょうか。
犯人の動機もいまいち意味不明でしたし。
うーん。


それにしてもNHKはアホですか。
ニュースや教育番組ならともかく、ドラマの台詞の中の「ジプシー」を「ロマ」に言い換えるのはやめて欲しいですね。
ジプシーの語源に掛けている台詞なのに、単純にジプシーをロマに言い換えているだけで、さっぱりわけわからんことになってました。
団体職員さんも、デカピン麻雀や何処にでもあるドナーカードを捜すためにあちこち探し回ってないで、たまには仕事してほしいものです。
犬のホームズを紹介したついでですので、ねずみのホームズもご紹介。
シャーロッキアンには知られている、ミスターバジルです。
本も買いたいので復刊してほしい……。


私は、パスティーシュの類でも、偽ホームズが活躍するタイプの話は好きじゃありません。
さらにいえば、ディズニーアニメのアメリカチックな感性も苦手です。


ということであまり期待せず「オリビアちゃんの大冒険」を見てみました。


ねずみのホームズ? 名前はバジル?
ドクターも丸っこいドジでまぬけなドーソン博士だし。
教授はディズニーの悪役そのもので、どこのフック船長かと。

まったく……こんなの見る価値なんて……価値なんて……………
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…………何ですか、この可愛い生き物は(*´∀`)



「オリビアちゃんの大冒険」という邦題から、オリビアちゃんが大活躍なのかと思いましたが、ほどよい活躍でした。
原題のままだったら、日本でももっと見てもらえたんじゃないでしょうか?
日本企業的に、都合の悪いなにかがあったんでしょうかね。
で、このオリビアちゃんもかなり可愛いです。
ちいさなオリビアちゃんに大人げないバジル氏がまた可愛い(笑)



パパを攫われて、ベイカー街のバジルを捜すオリビアちゃんに、偶然出逢ったのがアフガニスタン帰りの軍医ドーソン博士です。
泣いているオリビアちゃんにハンカチを差し出すドーソン博士は、実に紳士ですね。
そのハンカチで洟をかまれても全然気にしていません。
雨が降りしきる中、一緒にベイカー街に向かいます。

相合い傘だ~。いいなあ~。



初対面のはずのバジル氏にふりまわされ、事件に何の関係もないのに一緒に命の危険にさらされるドーソン先生ってば、可愛すぎます。
アニメ的表現であのおなかはやわらかそうだし……もふもふしたい。
しかしドーソン先生、おデブっぽいのに、バジル氏に軽々とお姫さまだっこされてます。
さすがディズニー。



「私のせいだ…」と、がっくり肩を落とすドーソン先生を、バジル氏が慰めるシーンが絶品です。
一瞬、ジェレミー氏とハードウィック氏に見えました。
仕草の一つ一つが感情を表現しているんですよね。
日本のアニメでは出来ない心のこもった動きに、胸がじーんとしました。
そして、大活躍のミスタードービィ!!!!!
完璧です。
っていうか、続編希望。
ところどころ人間のホームズとワトスンの影が出てくるのもいいです。


エンディングも良いですよね。
事件が解決して去ろうとするドーソン博士に何か言いたげで、でも何も言えないバジル氏。
シャイな野郎です(笑)


予想外に可愛くて面白かったです。
映像特典を見てもスタッフのプロ意識と愛情にうっとり。
通称「犬のホームズ」の劇場版です。
世界の(笑)宮崎駿氏の代表作の一つですね。

題名だけぱくった青い紅玉。
紅玉にルビーとルビが振ってあるのが変。

エリソンさん。
「かわいそうなワトソンさん」……。・゚・(ノд`)・゚・。

とたばたアニメです。
しかし「オリビアちゃんの大冒険」のほうがよく出来ていました。
さすがにディズニーと比べたら気の毒ですか。
予算も段違いなんでしょうが、音楽も声優の質も雲泥の差でした。

どちらも事件に巻き込まれた女の子との心温まる交流が描かれていますが、「オリビアちゃんの大冒険」はバジル氏のオリビアちゃんに対する大人げない態度があるからこそ、感動するんですよね。
宮崎駿氏の犬ホームズは最初からやさしいのでワトソンの存在意義も感動もないです。
雰囲気的に似ているのであらが目立っちゃいます。
あっちはネズミですしね。


で、最後にこういうテロップが出ます。
「この映画は コナン・ドイルの著作物に基づくものではありません。」



……だったら最初から名前使わないでください。
「名探偵ホームズ」と銘打っておきながら、別物だから批判しないでねという姑息なやり方に、本編のわずかながらの面白さもどこかに飛んでいきました。
名探偵バジルもコナン・ドイルとは別物ですが、独自の世界で面白さを展開しているので、アホな注意書きをつけなくても誰も文句を言わないでしょう。
なんというか、この作品は全体的に制作する側の姿勢がいい加減です。


映像特典は「制作スタッフが語る「ホームズ」そして宮崎駿」となっていましたが、はっきりきっぱりスタッフによる宮崎駿マンセーでした。
ところどころ宮崎駿氏の発言が「名言」のように挿入されていて気持ち悪いです。

スタッフの発言「元々原作がおばさんというかおばあさんじゃないですか。ちょっと年の言った夫人じゃないですか。で、それをまず宮崎さんが見目麗しき妙齢の……原作と違うと」。
原作にハドソン夫人の年齢に関する描写はありませんよ。
知らないだけならけっこうですが、宮崎氏を褒め称えるために捏造するのは最悪ですね。
そんなんばっかり。
日本のアニメはもうダメですね。



ただのアニメとしてはそこそこ面白いと思います。テレビアニメのレベルですけど。
特典映像を見ると本編でもむかついてくるので、見ない方が良いです。
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